「地球とスペースの汚染、そして破壊と傷跡」についてのアルバム

Rings Around the World : Super Furry Animals

Rings Around the World

Rings Around the World

ファーリーズのこれまでの集大成的な5thアルバム。フロントマン、グリフはこの作品を「地球とスペースの汚染、そして破壊と傷跡」についてのアルバムと言ってます。そんな極めてシリアスなテーマを、曲によってはとても楽観的に、コミカルに、明るい曲調で唄っています。もちろん怒りや憤りの曲もありますが、そんな曲でさえ優しい曲調で、優しい声で唄われています。グリフのそしてファーリーズの寛容さに学ぶことは多いと思います。

Super Furry Animals -Presidential Suite

このアルバムのハイライトの一曲。たまらなく美しいこのメロディのこの曲が、ラヴソングではなく、大国の闇を唄っている事を、あまり歌詞にこだわって聴かないタイプの僕はしばらく気づかず、ただ「いい曲だな」って聴いていました。(歌詞の中で登場する「モニカと淫らなビリー」と「「ウォッカをもう一杯とねだるボリス」の2人は、浮気問題発覚中だったクリントン米元大統領、とアル中気味のエリツィンロシア元大統領の事。曲中の「花火」は戦争の爆撃の例えです。)