すべてのコレはアレ

アルバム「カール&パッションズ」収録の曲「All this is that 」。4月28日に貼ったBB5の50周年ライヴの動画の中盤で唄われていました。なんでこんな地味な曲を選曲したんだか…。この曲の(僕が持っているCDの、)歌詞の対訳がこうです。

「僕はあれ、君はあれ、これは全部あれさ
 僕はあれ、君はあれ、これは全部あれさ
 これはあれさ Ooh〜 」

この歌詞には対訳担当した方も相当頭悩ませたことでしょう。記憶力が低下して言葉が出てこないんでしょうか。それとも放送コードに引っかかるんでしょうか。
「Ooh〜じゃねえよ!」とツッコミの一つも入れたくなるような結局何が言いたいのか判らない歌詞。アルがロバートフロストさんの詩「The Road Not Taken」にインスパイアされた歌詞を下敷きに、マイクとカールと3人で共作したそうです。
マイクがはまっていたインドのヨガ師のマハリシヨギの「超越瞑想」の思想もどうやら反映されているようで。やれやれ低迷期のトホホな一曲と思っていましたが、50周年ライヴ動画が、ことのほか良くって最近の脳内リピート曲になってしまいました。

78年のライヴ動画もありましたが、ゲストサックス奏者のチャールズロイドさんの映像が9割で、BB5は引きの全体映像が一割だけ(ブライアンもいるステージなのに。)なんでこんな編集になったんでしょうか。(調べたらチャールズロイドさん有名なジャズサックスプレイヤーで、力関係でこういう編集になったって事かな。)

The Beach Boys - All this is that live 1978