くるりの「変な」新曲。
くるり-Liberty&Gravity / Quruli-Liberty&Gravity
アルバム発売前から「変な」新曲としてライヴで披露されたり、映像作家の田向潤氏によるPVが公開されたりしている曲です。色んな曲のパターンが出尽くした今の時代に、「変な」事で話題になるのも、なかなか出来ない事だと思います。ただの「変な」だけではない魅力を感じるから、一聴した人が話題にしたくなるんでしょう。
このくるりの新曲を聴いて、(曲調は全く違いますが、)僕はブライアンウィルソンが大好きなので、彼が作った「偉大なる変な一曲」の「グッドヴァイブレーション」を想起しました。
老若男女、そして世界中の人に聴かせて感想を伺いたい、そんな曲だと思います。
THE PIER
くるりは僕と同世代のバンドで、ずっと応援し続けると心に決めているバンドです。初めて彼らの事を知った時はまだ彼らは大学4年生で「卒業できるか心配。」とか雑誌のインタビューで答えていたように思います。あまりに普通の学生な風貌が面白く新鮮でした。彼らがまだ駆け出しの頃にやっていた深夜のラジオ番組もよく聴いていました。僕が一つのラジオ番組を毎週楽しみにしたのは、後にも先にもこの時だけでした。
そんなくるりがデビューから十数年を経て、芸能界に染まらず、後輩バンドにリスペクトを受けながら作品を残し続け、活動し続け、もう中堅からベテランになろうかというこの時期に、各音楽メディアから、金字塔だと騒がれるアルバムを作った事が一ファンとして誇らしく、素直に嬉しいです。
THE PIER (初回限定盤): くるり
- アーティスト: くるり
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2014/09/17
- メディア: CD
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The Barberettes
ビーチボーイズ、ロネッツ大好きな僕がYOU TUBE観ていたら、The Barberettesという韓国のガールズグループにたどり着きました。「バーバレッツ」という名前も「バーバラアン」+「ロネッツ」という事なんでしょう。情報はほとんどないですが、どうやら今年デビューアルバムが出たばかりの新人グループのようです。
The Barberettes - "Be My Baby"(Cover of The Ronettes)
初めて観た動画がこれでした。薄暗い部屋で笑顔で唄う3人の真っ白な化粧と真っ赤な口紅が何だかホラー映画のようで、こっちもグループに対する何の予備知識もなく観たせいもありますが、一体真剣なのか冗談なのか、怖がらせたいのか…。アメリカンレトロな雰囲気を出したかったのでしょうが(3人に罪は無いですが、)このPVはどうなんだろう?(失敗では…?)
The Barberettes - "Barbara Ann(Barberettes)"(Cover of The Beach Boys)
The Barberettes - "Rockin Robin"(Cover of Michael Jackson)
The Barberettes - Little Gals
歴史ある韓国の景色、建物の前でチマチョゴリを着て唄う彼女たちは、きらびやかなK−POPアーティスト達と違って、とても素敵だなと思います。
マネキン人形のように判で押したような美少年や美女たちが歌い踊る、いわゆるK-POPには知識も興味もない僕ですが、ビジュアル重視でなく(と言ったら彼女たちに失礼ですが…、)歌の実力で勝負する彼女たちが評価されるようになったら、韓国歌謡界もようやく成熟したと言えるんじゃいでしょうか。
THE BARBERETTES : Barberettes
- アーティスト: Barberettes
- 出版社/メーカー: MIRRORBALL JAZZ WORLD
- 発売日: 2014/06/03
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Days Between Stationsの新作にコリンゲスト参加。
デイズビトゥイーンステイションの新作に、引退宣言している元XTCのコリンモールディングがゲストヴォーカルで参加。PVにも出演、まるでコリンがフロントマンの新バンドのようです。還暦目前のコリンは、すっかりロマンスグレーの素敵なおじさまになられてました。これをきっかけに音楽活動の本格復帰を期待します。
"The Man Who Died Two Times" (official music video) by Days Between Stations
In Extremis : Days Between Stations
- アーティスト: Days Between Stations
- 出版社/メーカー: CD Baby
- 発売日: 2013/05/15
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urgh a music war
Sting and Andy Partridge XTC Police So Lonely 1980
1980年、XTC、ポリス、UB40、DEVO等が集まってヨーロッパを回ったパッケージツアー「urgh a music war」。このツアーのヴィデオの存在や、その中のポリスとXTCの競演(上の動画)も知ってはいましたが、実際動画を観るのは初めてでした。
僕の昔どこかで聞いた話では。このステージは「ポリスのステージにXTCが乱入してメチャクチャやりたい放題やった。」というような伝説だったんですが、こうして映像観るとそんなにメチャクチャでもなくて、むしろ盛り上げ役として頑張っているように映ります。(スティングの頭の上にパイナポーってのはアンディちょっといたずらが過ぎますが…。)
ポリスファンの怒りとXTCファン及び、アンチポリスの皆さんの「よくやったアンディ!」という賞賛に色々尾びれがついて、十数年後の僕の耳に「XTC乱入伝説」として伝わったんでしょう。
ポリスは「熱心なファンも多い一方で、アンチファンも異常に多いロックバンド御三家」の一つとして有名です。(後の2つはU2とコールドプレイ。)
もともとジャズやプログレバンドでキャリアを積んでいながらパンクブームに便乗して、髪を短髪ブロンドにしたり、クラッシュの「パンク&レゲエ」のアイデアを盗み、XTCのプロデューサーを寝取り、しかもその上世界的に売れるというしたたかな戦略が、真面目なパンクス(なんじゃそりゃ。)の皆さん達にしたら鼻につく、気に入らない存在だったのもうなずけます。
よく、この時期XTCを売り出す戦略がうまくはまっていたら、アンディは第2のスティングになれていただろう。なんて「たられば」を耳にしますが、ならなくて良かったと一ファンとして思います。
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「SUNNY」5巻
巻数的に「SUNNY」もそろそろ折り返しに入ったのでしょうか。ただ中盤の中だるみ感は全くなくて、5巻に於いても1話1話に大洋さんの渾身の絵だったりストーリーに今回も圧倒されます。
せいの時刻表ノート、春奈のAIWAのラジカセ、めぐむの買ってもらった長靴…。全話短編映画に出来るくらい、尽きないエピソードの数々にストーリーテラーとしての松本大洋さんに驚くばかりです。
過去の松本作品の多くは後半、終盤に入ると目まぐるしい展開と想像を超えるラストが待ってたりするんですが(「花男」「鉄コン」「竹光侍」など。)、「SUNNY」はこれからどんな展開が待っているのか全く想像ができないです。
因みにWEBマガジン「SLate」誌にて、英語版「SUNNY」の1,2巻がトップグラフィックノベル賞したんだそうです。世界にも認められるとは(感無量。)
- 作者: 松本大洋
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/05/30
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