「Here Today」の驚愕ベースライン

昔から、音楽を聴くときベースラインだけを耳で拾ってベースを追っかけて聴くのが好きです。ライヴを観にに行ってもベーシストの運指をみてうっとりしたり。自分の好きな音楽を説明する時、音楽的知識も語彙もない僕はとにかく「ベースがうねる感じ。」とよく言っていてように思います。大学生の頃、「そんなに音楽好きならバンドやろうよ。」とベースを貸してくれた友達がいたけど、結局バンド実現には至らず、僕が飽きっぽかった事や、メンバーの音楽趣味がバラバラ(これは良くある事。)だったりが原因で、一年半くらいしてベースを貸してくれていた友だちが、申し訳なさそうに「あの〜、ベース返してもらえる?」と言われて終焉。(てっきりベースは貰ったものだと思っていました。)
今頃、後悔しても先に立たずって所ですが、ベースもっと練習すればよかったな。他にもギターもピアノも長続きしなかった趣味ですが、特にベースは今からでも始めたい楽器です。何故ならブライアンウィルソン、細野晴臣、ポールマッカートニー、ラリーグラハム、ブーツィーコリンズ…と僕の好きなミュージシャンに意外とベーシストが多いんです。
ポールはブライアンの作品の中で「ペットサウンズ」収録の「神のみぞ知る」をフェイヴァイリットに挙げているのは有名ですが、ポール(とジョン)がアメリカツアー中に、BB5のスタジオを訪ねて、そこでポールが驚愕したのは、同アルバム収録の「Here Today」のベースラインだったとか。改めて聞き直すとベースが低域にとどまる事無く、高い所低い所を縦横無尽のセオリー無視のベースラインでびっくりしました。(スタジオミュージシャンの)キャロルケイも弾きごたえあったろうな。

The Beach Boys - Here Today

こちら素人さんによる「Here Today」のベースカヴァー。ベース音はほぼ聴こえませんが運指に注目。