ニポンノ〜ミナサ〜ン、ニポンゴデ〜ウタッテミマシ〜タ〜!

過去にはベッツィ&クリスとかへドバとダビデみたいに日本でカタコト日本語で唄う人たちがいましたが、そういった日本の歌謡界の外国人ではなく、あくまで洋楽の中の日本語に限定して探してみました。

サリルマッコイズ 「愛 今 神 人 優 (I Imagined You)」
このバンドのこの曲をまず紹介したかったのに残念ながら動画はなかったです。この曲収録の彼らのデビューアルバムの約半分の曲が日本語です。リーダーのフランクサイムズが日本に住んでいたことがあり、かなり達者に喋られるみたいで、歌詞も本人が作っています。ただ、このバンドの凄いのは、日本語で唄いながら邦楽シーンを意識せず母国アメリカでメジャーデビューしているという点です。(凄いというより暴挙、無謀か?)LAメタルmeetsゴダイゴ、TOTOmeetsシュガーベイブみたいなサウンド

SURREAL McCOYS

SURREAL McCOYS


ベンフォールズファイヴ 「金返せ」
彼らの日本デビュー盤の帯のコピーが、ニルヴァーナmeetsビリージョエル、クイーンmeetsジョージャクソンてあったのでサリルマッコイズの紹介も似た感じで書いてしまいまいた。この曲は日本盤2ndアルバムのボーナストラック。やっぱり耳が良いのでしょうね。日本語うまいです。


ポリス 「ドゥドゥドゥ.デ.ダダダ」(DE DO DO DO DE DA DA DA)
日本の2度目の来日公演に合わせて、日本語バージョンが、リリースされました。訳詩を担当したのは湯川れい子さん。僕の中でクールでシリアスなイメージのあるポリスですが、この曲はPVも含めて楽しい曲です。


クイーン 「TEO TORRIATTE」(手をとりあって)
クイーンは、本国イギリスより先に日本で人気が出たバンドなので、その恩返しというかファンサービスでアルバ「華麗なるレース」に収録された一曲。日本で売れたきっかけは彼らの少女漫画から飛び出したかのようなルックスに、多くの若い日本人女性ファンを虜になったと言われてます。(当時の洋楽雑誌、ミュージックライフのプッシュも大きかったのでしょう。)僕は小さい頃タイムリーに観たPV「ブレイクフリー」とか「レディオガガ」の頃の笑えるクイーンが好きです。(コミックバンドだと本気で思ってました。)


フレディマーキュリー&モンセラートカバリエ 「LA JOPONAISE」(ラ ジャポネーゼ)
そのクイーンのフレディが晩年残した、スペインのオペラ歌手と組んだバルセロナオリンピックのオープニングセレモニー曲「バルセロナ」を含むアルバム収録曲。写真のフレディは今になって見ると、痩せていて病状が進んでいるのがわかります。


キング・クリムゾン 「MATTEKUDASAI」
80Sクリムゾンのアルバム「ディシプリン」収録ムーディーな1曲。日本語部分はサビの「マッテクゥダサアイ〜」のみ。この時期の英米アーティストは、日本という英語が母国語じゃないのに洋楽を聴くこの不思議な島国も、大事なマーケットだと意識しだしたのでしょうか。動画は6人編成(ツインギター、ツインベース、ツインドラム)90Sクリムゾンのヴァージョン(かっこいい!)

カルチャークラブ 「WAR SONG」
80Sのニューロマンティックとかブリティシュインヴェンションとか言われたバンドの代表格。この曲も日本語部分はちょっとだけで、最後に「センソーハンタアイ」を繰り返す。ボーイジョージを初めて見たとき子供心に「うわ、女の人にしか見えない」と思ったものですが、今見ると単なる厚化粧の大男ですね。ビジュアル系バンドをたくさん見てきて目が肥えてきたという事でしょうか。


ビーチボーイズ 「SUMAHAMA」
低迷期、混迷期、迷走期、投げやり期…。いろんな言い方ができますが、その象徴的な一曲。作ったのはマイクラヴ。歌の中に日本語を入れてみよう、というアイディアはいいとして、「スマハマ」って?神戸の須磨の浜辺?いいや、絶対違うでしょう。…多分、真実はマイクが知り合いの日本人に「”Beach”を日本語でなんていうの?」と聞いて「砂浜。」との答えを聞き間違えたままレコーディングしたのだと思われます。そうしたドジっぷりというかダメっぷりも含めて、僕はビーチボーイズを笑いつつ愛してしまいます。ほっとけない感じ。