「インディシンディ」を買う。

インディ・シンディ: ピクシーズ

インディ・シンディ

インディ・シンディ

思い立ったが吉日って奴で早速ピクシーズの23年ぶりの新作「インディ・シンディ」買って聴いてみました。強い期待を持っていた訳ではないです。
例えば去年のマイブラの新譜も同じように20数年振りだった訳ですが、それとちょっと違うのは、あれはフロントマンのケヴィンシールズ始めメンバー全員にとって20数年ぶりのオフィシャルアルバムだった訳で、聴くまで期待も不安も数十倍でした。そして期待以上のアルバムだったと思います。
そのマイブラと違ってピクシーズは、フロントマンのブラックフランシスは定期的にソロ活動(ソロではフランクブラック名義。)や新バンドを組んだりしていたので、彼の音楽的指向の変遷はファンとして追う事が出来ました。それと同時に新作を聴くたびに「今回はあんまり好きなアルバムじゃなかったな。」とか思ったり、でも僕にとって大事なバンドだったピクシーズのフロントマンのソロは、どんな駄作であろうが買わないとという変な使命感が働いたり、そんなだから「今回のアルバムは1〜2曲好きな曲があったから買ってよかった。」とか妙な優しさで彼のソロ活動を優しい気持ちで追いかけていました。(それと同じパターンだったのがストーンローゼズのイアンブラウンのソロ。)
ただ今回はソロじゃなくてあの「ピクシーズ」なんです。キムディール姐さんは脱退したけど、変態ギターリフの天才ジョーイサンチャゴとタイトなドラマーデイヴィッドラヴァイリングが一緒なんです。
一回通して聴きました。初期の「サーファーローザ」や「ドリトル」がジャストな僕にとってそれらに並んだり超えたりっていうアルバムではなさそうです。(そんなことは最初から期待してません。)でも、3〜4曲は好きになれそうな曲がありそうなので買って正解です。