*[ティアーズフォーフィアーズ]*[ビリージョエル] 息子(娘)を歌った曲集

ディランの登場以降、ソングライターは日常の出来事や、感じたことを歌にするのが当たり前になったわけです。僕には詩も曲も作れる才能は無いですが、ソングライターのみなさんにとって、我が子が誕生する事と名曲が生まれる事の感覚は、似ているんじゃないかと勝手に想像しています。

まずは、最も我が子の誕生の喜びが、現れているスティービーの名曲。邦題は「可愛いアイシャ」。ちなみにアイシャと僕は同い年です。
ティービーワンダー 「Isn't She Lovely」


ロック史上最も有名なビートルズの、これまた最も有名な「ヘイジュード」。ジュードとは、ジョンレノンの前妻との息子、ジュリアンレノンの事。でもこの曲を作って唄っているのは、ポールマッカートニー。離婚して母子家庭となったジュリアンの為に曲を書くなんて、ポールおじさん素敵。一方ジョンは、再婚したオノヨーコとの子供ショーンレノンの誕生時に「ビューティフルボーイ」という曲を作っています。(ショーンも僕と同い年。)

ポールマッカートニー「Hey JUDE


そのビートルズの永遠のライバル(間違ってもライバルはストーンズじゃありません!)ビーチボーイズの「ウェンディ」という僕の大好きな曲があります。ブライアンウィルソンの次女の名前が、ウェンディなのですが、この曲はウェンディが生まれる前に出来た曲なので、子供の事を唄っている訳ではないです。エドサリバンショウでの演奏ですが、ブライアン前奏のベースとちってます。(わざとか?)
ビーチボーイズ 「WENDY」


ビリージョエルは、愛娘の名前アレクサを船の名前にして「The Downneaster "ALEXA"」という曲を作っています。娘の事を唄っている様には歌詞を見る限り無いですが、これからの人生の紆余曲折と航海を重ねているのでしょうか。
ビリージョエル 「The Downneaster "ALEXA"」


ローランドオーザバルのソロプロジェクトとなったティアーズフォーフィアーズのコンセプトアルバムの隠れた傑作、「Raoul And The Kings Of Spain」(ラウルとスペイン国王)のラウルは、ローランドの子供の頃のニックネームで、ローランドの息子の名前です。
ティアーズフォーフィアーズ「Raoul And The Kings Of Spain」


矢野顕子さんのデビューアルバム「ジャパニーズガール」収録の「風太」は、最初の夫矢野誠さんとの息子。レコーディング時にも抱っこしてスタジオに連れてきていたそうです。(風太さんも多分僕と同世代。)バックは矢野さんと同期デビューで同じスタジオで「火の玉ボーイ」を制作していたムーンライダーズ
矢野顕子 「いもむしごろごろ」「風太



奥田民生さんの「息子」は、次世代キッズ達へのメッセージソングの名曲です。特に終盤の「あこがれや、欲望や、」から始まる「○○や、△△や…」の羅列は胸を打ちます。
奥田民生さん「息子」