松本大洋

 「SUNNY」5巻

巻数的に「SUNNY」もそろそろ折り返しに入ったのでしょうか。ただ中盤の中だるみ感は全くなくて、5巻に於いても1話1話に大洋さんの渾身の絵だったりストーリーに今回も圧倒されます。せいの時刻表ノート、春奈のAIWAのラジカセ、めぐむの買ってもらった長靴……

 えほん「かないくん」。

谷川俊太郎さく、松本大洋え、の絵本「かないくん」読みました。 かないくん (ほぼにちの絵本) 作者: 谷川俊太郎,松本大洋,糸井重里かないくん (ほぼにちの絵本)作者: 谷川俊太郎,松本大洋,糸井重里出版社/メーカー: 東京糸井重里事務所発売日: 2014/01/24メ…

 祝!「ピンポン」アニメ化決定

TVアニメ『ピンポン』CM 連載開始が96年だから、実に18年越しのアニメ化です。(間に実写映画はありましたが。)でも18年の時を感じさせない、若い世代にも共感できる作品であることに間違いありません。たくさんの人に「ピンポン」の素晴らしさに感動して欲…

 「SUNNY」で唄われている歌

歌の好きな星の子学園の子供たちはピンクレディーの「サウスポー」、沢田研二の「勝手にしやがれ」などを唄うシーンがあります。たろうが良く唄う歌やはるおが唄う歌がずっと気になっていましたが、ネットを駆使すれば簡単に全曲判りました。たろうがよく唄…

 SUNNY4巻読みました。

待ちに待った4巻の発売。もう発売を楽しみに待つマンガがSUNNYしかなくなったのがなんか寂しい。けどSUNNYの水準に並んだり超えたりするマンガが無いんだからしょうがない。(小学館はさっさとと大洋さんに漫画賞の準備を!)4巻のキーワードは「涙」。 それ…

 2人の「はるお」

大洋さんの初期の短編集「日本の兄弟」の「何も始まらなかった一日の終わりに」というお話に登場する少年の名前が「はるお」だという事に、今更気づきました。「SUNNY」の「はるお」のように、学校をさぼったり、女の子を泣かしたり、共通点もあります。(性…

 「SUNNY」4巻発売。

「SUNNY」4巻がようやく発売だそうで、表紙は予想を裏切りに裏切って、たろう君。男はつらいよのポスターに渥美清やマドンナを押しのけて佐藤蛾次郎が真ん中に写っているくらいの快挙。 松本作品だと全5巻の「ピンポン」は、主役のスマイルとペコを1巻と5巻…

 何が始まるのかよく判りませんが、

iPad版「ナンバー吾」松本大洋×神風動画 予告PV 「松本大洋の長編マンガ「ナンバー吾」がiPadアプリでiTunesに登場! 有料版には神風動画制作のPVのフルバージョンが収録されています。」 …だそうです。iPad持ってなくて知識もない僕には、何が登場するのか…

 おい!小学館(怒)

松本大洋さんの受賞歴です。第30回日本漫画家協会賞特別賞(『GOGOモンスター』) 第11回文化庁メディア芸術祭優秀賞(『竹光侍』) 第15回手塚治虫文化賞マンガ大賞(『竹光侍』)あれ?小学館漫画賞は? 大洋さんが20年以上連載し続けている小学館はなぜ…

 「SUNNY」英語版販売

松本大洋さんの最新作「SUNNY」の英語版が5月21日に発売していたそうです。全然知らなかった。しかも発売翌週のニューヨークタイムズ紙のベストセラーランキングでは、マンガセクションで第3位にランクインという快挙。 翻訳を手がけたのは、「鉄コン筋クリ…

 何でも欲しがるクレクレタコラ

松本大洋さんの今現在の最新作「SUNNY」三巻で、せいとしょうすけ達が、テレビで「クレクレタコラ」を観ているシーンがあります。その最新作から遡る事19年前の作品「花男」一巻にタコラが登場しています。しかもテレビ画面上ではなく、花男の所属する草野球…

 タカハシ行ってホームランアイス

松本大洋さんの今現在の最新作「SUNNY」三巻で、はるおとじゅんすけが駄菓子屋のたかはしに行ってホームランアイスを買いに行きます。 その最新作から遡る事20年前の短編集「青い春」にも駄菓子屋「たかはし」を見つけました!(こっちは「タカハシ」)トイ…

 格好いい敗者

松本大洋さんの作品を語る上で、欠かせないのが、「敗者の側に目線を向ける」お話を、本編が横道に逸れることなく差し入れる上手さです。 松本マンガの敗者と言えば、「ピンポン」に出てくる「アクマ」や「チャイナ」辺りが魅力的な登場人物ですが、彼らは本…

 ビリビリ来るマンガ「花男」

ギャグマンガとストーリーマンガの線引きをした場合、「花男」は松本大洋さんの作品唯一のギャグマンガになるんでしょうか。 舞台となる町は、動物が普通にしゃべっていたり、モアイ像やらでんぐり返りする子泣き爺がストーリーと全く関係なく登場したり…。…

 大洋さんの凄いエピソード

松本大洋さんが、連載を始める際は、必ずラストの展開を考えた上で描くんだそうです。だから初期において途中打ち切りが、決まっても、大洋さんの作品は、尻切れトンボ的な終わり方がなく、きちんとまとまった作品になります。それも凄い事ですが、それより…

 「ZERO」は日本で2番目に凄いボクシングマンガ

唐突に暴論ですが、 「ZERO」は日本で2番目に凄いボクシングマンガです! 1番とは言いません。「あしたのアレ」がありますから。アレは社会現象にまでなった名作ですし、大洋さんも「ZERO」を描くにあたって、一読して「ああ、もう全部出尽くしている。」と…

*[ビートルズ] 松本大洋作品をビートルズ作品で例えてみる。

「STRAGHT」を買ったことで遂に松本大洋全作品をコンプリートした僕は、ふと「STRAGHTってビートルズでいうとハンブルグ時代みたいだな。」と思ってしまい、そこでその後の大洋作品をビートルズの作品に置き換えたらどうなるんだろうと考えてみました。「STR…

 「STRAIGHT」初版本を買う。

もう、20年以上前の事。田舎の小さな本屋の端の棚に、ひっそりとあった松本大洋さんの「STRAIGHT」。1巻だったか2巻だったか覚えていないですが、その本屋には、どっちか一巻しか置いていなかったです。その当時の松本大洋さんは、たしかビックコミックスピ…

 ラーメン大学

「SUNNY」の2巻で純介が足立さんに「ラーメン大学行こうや〜。」とねだるシーンがあります。ラーメン大学は、僕の子供時代に家族でよく行ったラーメン屋で、その近所のラーメン大学はつぶれてしまいましたが、懐かしい名前の響きが妙に嬉しかったです。 で、…

 松本大洋の短編

松本大洋の作品に中で一番は何かと、もし尋ねられたら、僕は、雑誌「COMIC QUE Vol.2」に載った短編作品を挙げたいです。(残念ながら書籍化されてません。)漫画誌史上初のカバー特集だった今号で松本さんが取り上げた作品は、なんと「ドラえもん」。内容等…

 「SUNNY」3巻のグッとくる見所

松本大洋さんのファン歴は僕が中学の頃だから、かれこれ22〜3年(!)。ビッグコミックスピリッツに連載させれていた「ZERO」を読んで以来です。 そのへんの話は(長くなるので)今回は置いといて、「SUNNY」の3巻が発売されました。松本さんは、独特な…