urgh a music war

Sting and Andy Partridge XTC Police So Lonely 1980

1980年、XTC、ポリス、UB40、DEVO等が集まってヨーロッパを回ったパッケージツアー「urgh a music war」。このツアーのヴィデオの存在や、その中のポリスとXTCの競演(上の動画)も知ってはいましたが、実際動画を観るのは初めてでした。

僕の昔どこかで聞いた話では。このステージは「ポリスのステージにXTCが乱入してメチャクチャやりたい放題やった。」というような伝説だったんですが、こうして映像観るとそんなにメチャクチャでもなくて、むしろ盛り上げ役として頑張っているように映ります。(スティングの頭の上にパイナポーってのはアンディちょっといたずらが過ぎますが…。)

ポリスファンの怒りとXTCファン及び、アンチポリスの皆さんの「よくやったアンディ!」という賞賛に色々尾びれがついて、十数年後の僕の耳に「XTC乱入伝説」として伝わったんでしょう。

ポリスは「熱心なファンも多い一方で、アンチファンも異常に多いロックバンド御三家」の一つとして有名です。(後の2つはU2とコールドプレイ。)
もともとジャズやプログレバンドでキャリアを積んでいながらパンクブームに便乗して、髪を短髪ブロンドにしたり、クラッシュの「パンク&レゲエ」のアイデアを盗み、XTCのプロデューサーを寝取り、しかもその上世界的に売れるというしたたかな戦略が、真面目なパンクス(なんじゃそりゃ。)の皆さん達にしたら鼻につく、気に入らない存在だったのもうなずけます。

よく、この時期XTCを売り出す戦略がうまくはまっていたら、アンディは第2のスティングになれていただろう。なんて「たられば」を耳にしますが、ならなくて良かったと一ファンとして思います。

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