アンディが熱く語る「サタニックマジェスティ―ズ」

（ちょっと古い記事ですが、）アンディパートリッジがサイケデリックロックの最高峰にローリングストーンズの「サタニックマジェスティ―ズ」を挙げているインタビューがメチャクチャ面白かったです。全曲脳内再生できるくらい好きなんだそうです。全曲解説していて、熱っぽく語っているアンディの姿が目に浮かびます。やっぱりティーンの頃にどっぷりサイケブームに浸かって青春を過ごしたアンディの原点なんでしょう。

アンディ…「このストーンズのアルバムは今まで出たサイケデリックアルバムの中でもずば抜けて大好きなサイケデリックレコード。サイケらしさに満ち溢れているんです：アートワーク、狂気っぽさ、冒険的なサウンド、複雑なコード、ほんの少しの怒鳴り声。サイケの条件リストのチェックマークを全てクリアしてますね」

サイケロックと言えばビートルズの「サージェントペパーズ」とかシドバレット時代のピンクフロイド、ドアーズ、ジミヘン、ジェファーソンエアプレインとかがまず先に挙がるだろうし、ストーンズと言えば「メインストリートのならず者」「ベガーズバンケット」「ブラック＆ブルー」辺りを名作と挙げるのが一般的だと思います。そこに来てローリングストーンズの「サタニックマジェスティ―ズ」という所にアンディパートリッジの偏屈さと眼力の鋭さを感じてしまいます。
何しろ露骨にサイケブームに便乗してしまった感が丸出しだし、ジャケのまんま「サージェントペパーズ」な感じとかも今となっては、やっちゃった感があって、ストーンズのメンバーは本作についてノーコメント貫いているし、下手したらストーンズファンの人でさえ「あれはちょっと…。」と過去恥部のごとく無かったものにしたがっているようなイメージのある可哀想な「サタニックマジェスティ―ズ」。
ストーンズファンではない僕は、「サタニック…」は持っていないし聴いていないアルバムですが、アンディのインタビューで俄然興味が湧きました。（逆にストーンズに事がちょっと好きになれるかも。）

ローリングストーンズ「Their Satanic Majesties Request」