ヴィレッジの底ヌケな感じ

ヴィレッジピープルにはまっています。色物グループなのは充分分かっています。ただ曲が底ヌケに明るくて楽しいんです。曲の良さに加えて、以外に良いのがメインヴォーカルの上手さ。さらにストリングスとホーンの使い方が絶妙で、サビの盛り上がりに感動すら覚えます。
ベスト・オブ・ヴィレッジ・ピープル

ベスト・オブ・ヴィレッジ・ピープル【SHM-CD】

ベスト・オブ・ヴィレッジ・ピープル【SHM-CD】

同時期のヒット曲で言えばベイシティローラーズの「サタデーナイト」も底ヌケに明るいです(ただヴォーカルとサウンドが弱い)。同じ色物系だとドイツのジンギスカンなんかコスチュームに凝っている点など共通点もありますが、底ヌケ感はありません。スウェーデンのアバの「ダンシングクイーン」なんかは楽しい明るい曲ですがヴィレッジに比べて高尚な感じがあります。
日本はどうでしょう?ヴィレッジの「YMCA」をカヴァーしたヒデキや「お嫁サンバ」のヒロミGO等の新御三家がいますが、反面ヒデキは「傷だらけのローラ」、GOは「哀愁のカサブランカ」などシリアスな曲もヒットさせて、底ヌケ一辺倒にならないようにバランスをとっています。「マツケンサンバ」も相当底ヌケな歌ですが、彼の本業は役者なので、これも絶妙にバランスを取ってます。
ではヴィレッジの持つこの底ヌケ感は、一体何なんでしょう。

アメリカは、元々ネイティヴアメリカンを沢]山殺戮して築いた侵略国家だし、未だに人種差別がなくならず、さらに銃社会だし麻薬大国だし戦争ビジネス大国です。病める大国だからその反動でヴィレッジピープルが受けたんじゃないでしょうか?ヴィレッジのコスチュームが警察官、軍人、インディアン、カウボーイ等なのもアメリカを象徴しているんだと思います。

villagepeople YMCA

villagepeople Go West