くるりの吉田省念さん、バンド脱退について思うこと。

くるりのメンバー吉田省念さんの脱退。(もう2週間前くらいのニュースですが。)この件について悲観的な人、メンバーチェンジが多い事を非難する人、もう岸田と佐藤のユニットで活動すればいいとかいう人、僕はくるりが好きなんでネットサーフィンしてるとこの手の内容の書き込みが目に入ってきます。批判的な事を書いている人はそもそもファンじゃない方でしょうが、僕の身近なところにも同じような事をいう人がいるので、僕なりの気持ちを出来るだけ完結に書きたいと思います。

メジャーのバンドがメンバーチェンジをあまりしないのは、あくまで日本のバンドの多くの特徴であって海外のバンドなら当たり前です。

くるりはその名前の如く、ころころと坂を転がる石のようにより良い形を目指して走り続けるLike A Rolling Stoneなバンドです。くるりの初期の曲に「TEAM ROCK」というのがありますが、歌詞にもあるようにくるりは「ロックチーム」なんです。
岸田さんのカープファンは有名ですが、スポーツチームと似ていると思うとわかりやすいかもしれません。選手やコーチ、監督が変わってもそれが理由で球団名が変わることはありません。一般企業も同じです。バンドだけ一枚岩でい続けないとダメなんておかしな話です。

今回の吉田さんに関しては本人のコメントがくるりのオフィシャルサイトにあるので、両者にとって前向きな脱退だと思います。吉田さんは元々インディーズで自身バンマスとしてバンドを持っていたし、過去の歴代くるりメンバーと大きく違うのは、シンガーソングライターだという点があります。吉田さんはくるりでのメジャー経験をチャンスに今後の音楽活動に活かして活躍して欲しいと思います。