眠る時に聴く音楽

僕は、寝る前にi-PODをイヤホンで聴きながら寝ます。けして嫁との会話がわずらわしいとかじゃなくて、僕は仕事が遅く先に寝ている事が多いっていうのと、昔からイヤホン聴きながら寝る癖があったというのもあります。
聴く音楽は何でもいいわけじゃありません。ビートの効いた曲やヒット曲満載のアルバムでは目が冴えてしまいます。眠りにうってつけのアルバムが2枚あります。
ビーチボーイズ 「friends」

フレンズ

フレンズ

このアルバムは「ペット・サウンズ」「スマイル」以降の作品なので、ブライアンは、精神崩壊時代に入ってます。入ってますが、奇跡的にブライアンが制作に大きく関わっているし、この頃のアルバムにはほぼ必ず未完の大作「スマイル」の断片曲が(曲数が足りなくて)収録されてますが、このアルバムは奇跡的に「スマイル」セッションの曲は無いです。
当時全くヒットしなかったアルバムですが、ブライアンも後にフェイバリットにあげ、最近はようやく再評価されつつあるアルバムです。穏やかな小佳曲が粒ぞろいで安眠できます。

ビリージョエル 「コールド・スプリング・ハーバー~ピアノの詩人」

ビリーのソロデビューアルバムです。オリジナル盤は、テープの回転数が早い状態でマスタリングされるというミス(軽い「オラは死んじまっただ」状態。)が生じ、完成されたアルバムを聴いたビリーは、レコードを道に投げつけたという話が伝わっています。
ヒット曲は当然ゼロ。ですが、全曲気持ちよく聴けて同時に(勝手な想像ですが、)若いビリー青年のこれから歌手としてやっていけるかという不安が、声の微妙なビブラートから垣間見えるような気がします。
the beach boys - meant for you

Billy Joel - Got To Begin Again