中山康樹さんのビーチボーイズ愛に溢れた一冊。

ビーチボーイズのすべて」(中山康樹、著)という本。買ったのは随分前のことですが、未だに繰り返し読んでしまう僕の愛読書です。デビュー作「サーフィンサファリ」から「ビーチボーイズ’85」までのアルバムとその収録曲が全曲紹介されています。
この本の楽しみ方は勿論、ビーチボーイズのアルバムを聴きながらその曲のページを読む、これに限ります。(ちなみにぼくのこのブログタイトルは、この本の文中から勝手に拝借したものです。すみません。)
中山さんの文章の面白さもあるのですが、ビーチボーイズの低迷期、迷走期の作品を、この本と共に読み聴くと、ダメなりに頑張ってたんだなあと、ビーチボーイズに対する愛が深まると共に、僕も頑張ろうと勇気をもらえます。(ちょっと言いすぎか…?)
ちなみに中山さんの持論で三男カールウィルソン死後の、マイクラヴとブルースジョンストン中心のビーチボーイズの作品は、たとえビーチボーイズ名義であってもビーチボーイズとは認められないという事で、本書でも取り上げてません。(確かに長男ブライアンウィルソンはおろか、ウィルソン3兄弟が3人共いないビーチボーイズビーチボーイズじゃないと僕も思います。出すの企画盤ばっかりだし…。)

ビーチ・ボーイズのすべて (エイ文庫)

ビーチ・ボーイズのすべて (エイ文庫)