リトルリチャードが好きです。
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1932年生まれだから、今年で81歳!ロックンロールの創始者の一人。ロックンロールやロカビリーの創始者は、プレスリーだのチャックベリーだの、ジェリー.リー.ルイスだのビル.ヘイリーだの諸説ありますが、当時黒人のポピュラー音楽だったジャズやR&Bの要素と、白人のポピュラー音楽だったカントリー&ウェスタンを融合させたダンスミュージックで、「誰が」というより「同時多発的」に生まれたのを、DJのアランフリードが「ロックンロール」と紹介したのが、始まり。
この時期のポップスシーンに強い思い入れはない(70年代以降のカルチャーとしての「ロック」にはもっと思い入れないです。)僕ですが、リトルリチャードだけは別!最高にHIP!大好きです。
まだ、人種差別の激しかった時代、さらに彼は見ての通りのゲイです。黒人でゲイというマイノリティの中のマイノリティ。リトルリチャード(チビのリチャード)なんて芸名も、白人に笑ってもらうことでしか受け入れて貰えなかった時代背景があるのだと思います。(他にもファッツ(デブの)ドミノなんかもそう。)
「ルシール」という曲が有名ですが、別れた女性の名前をシャウトする、滑稽で惨めな歌詞を、HIPなリズムに乗せて、ピアノを連打しながら唄うリチャードは面白さを通り越した格好良さがあります。シャウトのかっこよさは、このオカマで面白いへんなおじさんによって始まったのです。
Little Richard 「ルシール」
Little Richard グラミー賞での面白プレゼンテーション。