映画「MADE OF STONE」を観た。
観たのはもう何日も前なんですがなかなかブログが更新できずに感想を書けませんでした。
監督自身が無類のローゼズファンだそうで、そんな人が撮るドキュメンタリー映画だから(観る前から解りきっていましたが、)ローゼズ愛に溢れる作品でした。メンバーの様子だけを撮るんじゃなくて、観客をしっかり映している所が良かったです。
デビュー時のインタビューにおいて言ったジョンの名言「90年代はオーディエンスの時代。」を思い出してまた感動しました。そう、ローゼズが新しかったのは、当時のロックバンド(ロックスター)に付き物だったマッチョイズムやヒロイズム、ニヒリズムとは全く無縁の普段着で唄う普通の兄ちゃん達だった事なんです。イアンブラウンが音程外して唄ってもいいんです。観客が大合唱始めちゃうんだから。
(横道に逸れました。)再結成を喜び、シークレットライヴに仕事を放りだして駆けつけるファンおっさん達の熱意、興奮はまさに演技ではなくドキュメント。ノンフィクションです。
ただ、監督がローゼズのいい所しか撮りたくないという思いから、メンバー間の喧嘩(イアンとレニ)があった所で、カメラを全て止めたそうで、監督の気持ちも判らなくもないですがその判断は賛否両論ありそうかな。
後、うつむきがちに小声でインタビューに答える若いジョンスクワイアに「(声に出して)カワイイ〜」とか、映画館で僕の隣りのがうるさく、しかもその隣りの奴ときたら、ラストの「フールズゴールド」の興奮のジャムセッションシーンではうとうとしているという、どうしようもなさ…。(嫁です、嫁。)
「Made of Stone」
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