誕生と、解散と、復活と。

ザ・ストーン・ローゼズ・ストーリー 誕生と、解散と、復活と。

ザ・ストーン・ローゼズ・ストーリー 誕生と、解散と、復活と。

辞書かタウンページかってくらいの分厚いドキュメント本です。読み応えあるなあ。帯の文でノエルも書いてますが復活というハッピーエンドで終われているのがなんとも嬉しい。結成前後の情報は知らない事も結構あるのも嬉しい。

「セカンドカミング」発表後のワールドツアーは、観に行ったけど、そこにはレニはもういなくて、馬面の黒人ドラマーが、へヴィなドラムを叩いていた。メンバーも淡々と演奏していて、(それは昔からこのバンドはそうだったと言えばそうなだけど。)それでもまだローゼズの活躍を当時は信じていた。でも、その後2枚看板の一人ジョンが脱退。アラブ系のギタリストが新メンバーに、ついでにサポートキーボードもメンバーに加えての新生ローゼズ…、が解散するのは時間の問題だったし、あまりにあっけなくてショックだったけど驚きもなかったな。(同郷の弟分オアシスが世界を席巻するのもこの頃。間違いなく彼らはローゼズの切り開いた場所に咲いた花。)

ローゼズの中の弟分のベースのマニが、最後まで一緒にローゼズに残っっていた兄貴分のイアンに「プライマルスクリームに誘われている。」事を告白して、イアンがそれに賛成してあげてローゼズの歴史が一旦終わるくだりは感動モノ。
さらに年月が経ってマニの母親の葬儀に出席したイアンとジョンが長年の沈黙を破り、わだかまりも解け復活へと繋がっていくくだりも感動。ああ感動。

来月は、このストーンローゼズのドキュメンタリー映画が日本で公開だそうで、嫌がおうにも盛り上がってきた。映画の公開日は仕事の休みをお願いしてあります。(入るな、急な仕事!)」

映画『ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン』予告編