カルトなバンド、ムーンライダーズのメンバーのメジャーな仕事。
森山良子+ムーンライダーズ「6つの来し方行く末」
バンドは解散はしてしまいましたが、30数年もマイナーな立ち位置のまま活動し続ける事の難しさは、メジャーで居続ける事以上の奇跡だったように思います。そこで各メンバーの実はこんな有名な仕事してましたというのを、敢えて一人一つに絞って紹介したいと思います。
8月生まれの鈴木慶一…世界の北野武監督の映画音楽を担当「座頭市」「アウトレイジ」「アウトレイジビヨンド」。
11月生まれのかしぶち哲郎…映画「釣りバカ日誌」シリーズ5からのサントラを担当。
12月生まれの武川雅寛…かぐや姫最大のヒット曲「神田川」の印象的なヴァイオリンのイントロは彼です。(個人的には間奏、アウトロが武川ワールド。)
2月生まれの白井良明…メンバーでプロデューサーとして一番メジャーアーティストと接触が多かった彼は、「20世紀少年」の映画音楽監督。
4月生まれの岡田徹…プリンセスプリンセスのデビュー時のプロデューサーであり名付け親。「プリプリ」以前の名前は「赤坂小町」
5月生まれの鈴木博文…一番ソロ活動が活発なのでメジャーとの接触が一番少ないですが、びっくりしたのが堀ちえみの珍曲「WA.ショイ!」の作詞担当!こんな寡黙そうな方が「わわわしょわわわしょ」て歌詞を考えている絵は相当面白い。
堀ちえみ 「WA.ショイ!」
冒頭に書きましたが、マイナーな立ち位置のまま活動し続けた事の奇跡は、世界的にも稀です。インディーズでとか、アマチュアで活動していたのなら判るんですが、彼らは違うんです。メジャーレーベルを転々としながらブレイクらしいブレイク無しって。
第一線で居続けるサザンの桑田圭祐さんが明るく太陽燦々の湘南育ちなのに対して、鈴木兄弟が同じ海育ちでも京浜工業地帯の空が煤煙で曇っている羽田育ちだった事は関係あるのかも…って言ったら羽田育ちの方に怒られますね。