Dear Michael

マイケルジャクソン、あなたが他界して3年。
僕は、上に兄弟がいたので、その影響もあって小学校低学年の頃からマイケルの音楽が自然と耳に入り、スリラーのPV(当時はミュージックビデオと言っていた。)を毎日のように観ていました。ガンダムとかファミコンとかが流行っていた80年代初め、僕はマイケル、あなたに本当に夢中でした。

アルバム「スリラー」収録のシングル曲の一連PV(Billie Gean)、(Baet It)、(Thriller)。それからアフリカ飢餓救済のためにマイケルが中心となってスター歌手を集め造った(We Are The World)…。小学生の多感だった時期に、キラキラしたスーパーヒーローのあなたを観て育った事は、すごく幸福だったと思います。
あなたを、天性の才能を持った天才と称する声は多いですが、僕はそれだけではなく、努力を惜しまない努力家。才能と努力の人だと思います。それはあなたの死後、あなたの兄弟や、一緒に仕事をしてきた人達の発言からわかります。 

90年代に入ると、あなたはスターの宿命とはいえ、過剰なまでに軽薄なゴシップ誌等のマスコミに面白おかしくネタにされ、さらに数々の裁判はあなたの心を深く傷つけた事でしょう。

あなたは、世界の平和を願い、水と緑に包まれた美しい地球の未来を心配していました。その手の発言を、マスコミを嫌っていた為か、あなたは多く語ってはいませんが、歌や活動の中にたくさんのそれらのメッセージが詰まっています。歌の力の方が、政治的発言よりも、より心に届く事をあなたはわかっていたのでしょう。でも、残念ながらあなたの死後も、戦争、紛争、無差別銃乱射事件…等は無くならず、反対に各国軍事力を拡大し続けています。銃社会の国で生まれたあなたが、もし生きていたら現在の惨状をどう感じたでしょうか。

僕は、あなたの功績をもっと多くの人に正当に知ってもらいたいと思っています。あなたはマザーテレサキング牧師と同列に語られるべき人だと、僕は思います。