ダミ声の情熱的ラヴソングの美学。
ジプシーキングスが好きです。しかし不思議です。何がって、こんなガラッガラダミ声のおっさんの歌になんでこんなに感動してしまうんでしょうかって事です。スタイルは彼らの地元南仏のラテン音楽とフラメンコの融合で「ルンバフラメンカ」というんだそうです。(それプラス現代ポップスの融合。)レイエス兄弟とその親戚関係にあるバリアルド兄弟が中心のいわゆるファミリーバンドです。レイエス兄弟の父、ホセレイエスはフラメンコ界の巨匠。(僕がジプシーキングス以外にも、ジャクソン5やビーチボーイズ、アイズレーブラザーズ、スライ&ザファミリーストーン…とファミリーバンドになぜか惹かれるのは単なる偶然でしょうか?)
多くのニッポン人には「タモリ倶楽部」の「空耳アワー」の常連グループという事でも有名です。(ちなみにウィキペディアによると、同コーナーでは2005年6月末までに19作品で採り上げられ、ランキングは3位との事。)
Gipsy Kings - Djobi Djoba
代表曲の「ジョビジョバ」…。こんなヘンテコな名前の曲に、どれだけ感動をもらった事か。ダミ声で唄われる情熱的なラヴソングは甘ったるい声で歌声のラヴソングよりリアルで感動的だと思います。
サビ前の、「ジョビッ」(タンタン)「ジョバッ」(タンタン)の変拍子、のようで実は変拍子じゃないカッコ良さ。
ザ・ベスト・オブ・ジプシー・キングス : ジプシー・キングス
- アーティスト: ジプシー・キングス
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2005/08/24
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 41回
- この商品を含むブログ (101件) を見る