ちょっと待てAMAZON(怒)

フレンズ : ザ・ビーチ・ボーイズ

フレンズ

フレンズ

下記の文章は僕のフェイヴァイリットアルバム、BB5の「フレンズ」に対するAMAZONの商品紹介(レビュー)です。

「1968年、『Friends』を録音するころになると、ビーチ・ボーイズのヘッドとしてのブライアン・ウィルソンの地位はしだいに揺らぎ始める。まだブライアンが中心人物であることに変わりはなかったが、ソングライティングはバンドの中で平等に分担するようになっていたのだ。結果はやはり統一感に欠ける仕上がりとなった。というのも、ブライアン印のポケット・シンフォニー(「Passing By」、「Busy Doin' Nothin」、「Wake the World」)とは相容れないタイプの曲(「Transcendental Meditation」、「Anna Lee, The Healer」、「Little Bird」)があるからだ。」

…全く分かっていない 。「フレンズ」という作品の不思議な可愛さや魅力が。この作品を僕だけでなく当のブライアンウィルソン自身もフェイヴァイリットに挙げている事を、このレビュアーは知っているんでしょうか?完全に20年以上前のレビューです。

以前にもこのブログで「フレンズ」の可愛さについて書きましたが、もう一回改めて僕なりの「フレンズ」レビューを(最近話題の学術論文のコピペみたいに。)コピペします。

「いわゆるBB5の低迷期にあって「フレンズ」が、他の低迷期の各アルバムと圧倒的に違う点があります。大作「スマイル」が未完に終わっってしまった事が原因で、精神衰弱になり、永いうつ病生活が始まった闘病中のブライアンが、この「スマイル」制作時だけ奇跡的に一時的に復調している所です。つまり「フレンズ」は、未完の「スマイル」の前作の世紀の名盤「ペットサウンズ」以来のブライアンの現場一時復帰作品なのです。

「フレンズ」の前後に出た各アルバムは、曲数が足りない事と、ブライアン不在でパンチのある曲がない事などの理由から、未発表に終わった「スマイル」の断片というべき曲を1〜2曲必ず収録してアルバムの収録時間を稼いでいます。そうなると当然ながらそれらのアルバムには統一感を感じられず、ばらついた印象を持ってしまいます。(或いは「スマイル」収録予定だった曲だけ浮いてる印象。)

ですが、この「フレンズ」だけは、先ほど書いたようにブライアンが復調していた為、「スマイル」収録予定だった曲が一曲もありません。なので前後の各アルバムと比べて、アルバムにまとまりを感じます。この時期のBB5において奇跡のアルバムが「フレンズ」なのです。(ああ可愛い。)

もう一つのポイントが、ブライアンがダウンし、BB5のセールスが急下降していた時期だけにワーナーも、BB5の全盛期のような無理なタイムスケジュールのアルバムリリースを要求してこなくなり、のびのびレコーディングできた事も大きいです。」

…なんて完璧な「フレンズ愛」に溢れたレビューでしょう。(自画自賛

ちなみに、AMAZONのカスタマーレビューの方はちゃんと「フレンズ」を理解して、愛のあるレビューが掲載されています。AMAZONのレビュアーさんも、こういった一般リスナーのレビューを参考にして「フレンズ」を聴きなおして欲しいです。たいして聴きこみもせず、昔の「フレンズ」のレビューをコピペしただけなんじゃないでしょうか?(最近話題の学術論文のコピペみたいに。)そもそもカスタマーレビューがあるんだからAMAZONのレビューっていらないと思うんですが…。上記のようなマイナスな事ばっかりのレビューなんてなおさらいらないと思います。